愛は雨のように降る

せーので奏でよう

UNORDER


『UNORDER』と『ONE』の話。

配信ライブは、いろんなアーティストのライブを観られるせっかくの機会だったけど、よっぽど好きじゃないと集中して最後まで観るのは難しいんじゃないかなと思っていて。お家で、しかもスマホの小さな画面で観るライブだから、私はほとんど観なかったんですが、7ORDERのライブは、どうしても観たくなった。

結果的に観て良かったのは言うまでもなくて。最後まで全く飽きないし、ずっと楽しくて感動しました。もうすでに好きだったからだとしたら、全然ブレてないじゃんって話になるんだけど。そういうのを抜きにしても最高でした。あの圧倒されまくったYouTubeのMake it true並みのクオリティーの高さで構成されたショーなんだから、そりゃ好きになるよね。

無料でいろんなコンテンツを提供して頂けるのはありがたかったけど、こうやってチケットを買ってライブを観るっていうのは やっぱり特別だなと改めて感じました。直接は会えないんだけど、すごく楽しかったです。周りが気にならないし、自分のスタイルで楽しめるのは単純に良かった。小さな画面でも良いものは良い!

『7ORDER DIGITAL SHOW「UNORDER」』は、夏に予定していたツアーができなくなって、それを配信するというのではなく、あくまでデジタルショーという新しいコンセプトで、配信だからこそできることとして届けてくれたんですよね。

らじおごっこで聞かせてくれた照明やレーザーについての話が興味深かったです。お客さんが入ってると光量が強いから目に当たったら良くないので、ここに当てちゃいけない、出しちゃいけないっていうのがあるっていう話。当たり前なんだろうけど、そこまで考えられているって知らなかったから、光の使い方って難しいんだなと思いました。

そういうのも踏まえて、やっぱり7ORDERのデジタルショーは凄かった。近未来的な映像で始まってオープニングからスケールの大きさを感じました。AR技術が駆使されていて幻想的。音と連動するレーザーとか、全体的にクリーンな映像が最高でした。

youtu.be

巨大な美勇人さんの独特さ。光で創られた空間が綺麗。その粒子でかたどられていくように登場してイントロで7人が静止した状態から顕嵐くんが歌い出すところで既に掴まれた。カッコいい。この演出は安井くんなんですよね。安井くん天才だな。

顕嵐くんの革手袋のインパクトがすごい…けどめちゃくちゃ成り立っている。まず顔がいい!そして安井くんとさなぴーのビジュアルが新鮮でした。山Pと7ORDERを見てると、目ばっか肥えて困る。

アルバムで何度も聴いてるし、メンバーの話とかも聞いてるから、もうフラットな状態ではいられないし、最初に見たときのような感覚には多分戻れないんだけど、好きが止まらなくなっている。

Make it trueは力強く歌って踊るなかで、細かい動きが曲にハマる。もう何度も見たけど、ずっと見てられる。曲だけを聴いていてもダンスしてるところが脳内で再生される。あと時々だけど粗品も出てくる。それは多分モロのせいです。

そしてEDMが良き。7ORDERのダンス大好き。Perfectの間奏のステップがヤバいです。「未完成な“Perfect”」っていうフレーズが良い。矛盾している言葉かと思いきや、発展途上というか、可能性は無限大って感じで好き。ここのダンスは美勇人さんを見ちゃうな、どうしても目が行く。あと顕嵐くんが完璧な顔で「完璧な人なんていないよ」って歌ってるのもヤバい。「本当の夢を捜して~」の安井くんのあの手はなんですか、好きなんですけど。YouTubeにダンス動画がアップされてしまった、また何度も観ちゃうんだろうな。

Sabãoflowerで他の誰かが歌ってる時に隣で他のメンバーが一緒に口ずさんでるのが見えるんだけど、こういうのを見つけるとほっこりする。私がこの曲を初めて聴いたのはYouTubeのMVでした。みんなクセが強めで気合い入ってるなという印象でした。今がちょうどいい感じ。気持ち良さそうに歌っていて、見ている私も幸せな気持ちになります。サビを歌わないところが最先端だなと思いました。ほぼサウンドだけで魅せるというか。いろんな音楽を聴いて研究してる人、知ってる人って感じがする。

BOW!!は、歌詞がめちゃめちゃ可愛い。仕事に行かないでよだって!もう行かないことにするね←
犬と人間の恋愛を歌にしたって知ってなんか納得したよね。みんなどっちかっていうと犬っぽいですもん。顕嵐くんだけ猫。知らんけどw
言いたいことが言えない今日がつらくても君がいれば笑顔になれる、っていうのは7ORDERを応援してる人たちも同じ気持ちかもしれないですね。
あと安井くんの「手拍子どうぞ」が好き。

7ORDERの活動を途中から見せてもらっている私としては、思い入れのある曲っていうのがどうしても後追いになってしまう。タイムトラベラーが最初に歌われた時の感情も知らない。でも、ずっと応援していたファンへの7人からのメッセージなのかなって思う。彼らがみんなのもとへ帰ってきてくれた瞬間を感じられるような気がします。

Monday morningは、大人っぽくておしゃれ。デジタルショーで聴いたときよりも、ABCリコメンズで聴いたときに衝撃を受けました。すごくクリアで心地いい。顕嵐くんのラップのあと、みんなが手を挙げるのが可愛い。なんかヨーロッパの街並みに合いそうな曲ですよね。癒される♡

GIRLを聴いた頃はまだ全員の声を判別できなくて。安井くんと美勇人くん以外は自信がなかったけど、結構分かるようになってきて気づいた。萩ちゃんの声は凄く透明感があって綺麗だなとか、長妻くんは優しくて控えめな声だなとか。でも、UNORDERを最初に観たときには、安井くんの歌声にびっくりしました。特に後半の曲は、こういう声で歌うんだって思うところがありました。音域が広い。いつもの可愛い感じじゃなくて、はっきりと伸びやかで少し太めの声。すごく素敵だなって思いました。声で好きになることが多いので、“声が好き”って私の中ではかなり重要なポイントです。もちろん7ORDERは声も好き。

Rest of my lifeは、特徴的な声のメンバーがいたりするのに、みんなで歌うところが不思議と1人で歌ってるみたいに聴こえる。コンテンポラリーな感じも曲に合ってる。

美勇人さんのダンスは、やっぱり魅力的だけど、別に誰も違和感がないっていうか。彼らのダンスを見てるといつも、身長もバラバラなのにここまでシンクロナイズしていることにびっくりする。指先とかキレイだなって思う。

Love showerの演出が素敵。最初のところは水面下にいるみたいでした。カメラの使い方が完璧で、これは特に配信ならではな気がしました。上から映すのがめっちゃ可愛いです。カラフルな傘も可愛い♡

さなぴーの曲は、さなぴーの繊細さと優しさが歌詞に出ているのも良きです。前にも書いたけど、さなぴーの楽曲論がすごく印象に残っていて。マイナスな事は言いたくない。誰も助けてくれないから、ネガティブが客観的に見てどれだけ損してるかってことを知っている。そう言ってたけど、どちらかと言うと、そういう気持ちに寄り添ってくれる歌詞が多い気がする。彼がネガティブだと言いたいわけじゃないけど、ネガティブな心の部分だったりそういった現状が表現されていたりするなって。でも曲調と展開はすごく明るかったりするから、心が洗われたりするのかな。

それから、後半のダンスナンバーからの流れが最高でした。舞台を観てないから、知らない曲も多いのに、数回聴いただけで歌詞がスッと入ってくる。全部シングル出してんのかなって思うくらい良曲ばかり。めちゃくちゃカッコいい。

特に良いなと思ったのはWhat you gotです。すごく印象的だった。単純にカッコいいし、“僕らは一人じゃない 僕らは一つなんだ”っていう歌詞にグッとくる。その前の安井くんのパートも良い、すごく力強さを感じました。サビも一人で歌うやん。歌唱力がありすぎて、より感動する。あの美勇人さんの振りに連動するように踊るところが好き。最後の長妻くんがロゴを描いて、そこにメンバーがそれぞれの色を足していくところ。みんなの顔がキラキラしてて青春してんなぁって微笑ましくなる。ペンを白にすれば良かったっていう反省点込みで好き。笑

舞台『7ORDER』をまだ観ていなくて。これ一番に観ておくべきだったなと思ってます。とりあえずポチったけど入荷待ち、買えますように!

まだまだ勉強不足なんだけど、LIFEは7ORDERとして初めて歌った曲なのかな。今まではメジャーデビューってほとんどの人にとって「はじめまして」のイメージがあったんですよね。でも7ORDERは確立している部分が多くて。渋谷の大きな看板やアドトラックはメジャーならではなんだけど、彼ら自身のメッセージがデビューという雰囲気を持っていないというか。うまく表現できないけど、7ORDERが好きな人へのメッセージという感じがして良いなと思いました。だからLIFEがアルバムのリード曲になるっていうのもエモい。すでに沢山のものが詰まっている。かと思えば、バックグラウンドを知らなくてもカッコいいし。大サビの歌詞が好き。UNORDERで顕嵐くんとさなぴー、美勇人くんと安井くんが背中合わせに歌うところが良い!それからMVもめっちゃ良い!ビジュアルも最高だし。YouTube観てから笑ってしまうところもあるんだけど。

INTRO -ONE-もLIFEと同じくらい始まりの曲という感じがします。まぁイントロダクションは、そういう意味なんだけど。アルバム聴いて、「これも7ORDERの曲なんだ」って思いました。今までこういったポジションの曲って、あんまり馴染みがなかったから。7ORDERを好きになったとき最初に見に行く場所だったし、耳にする機会も多くて。私の中でも、すでに楽しいことが始まる前兆みたいなイメージになってたのかな。

Break itの話をするとき、何故かメンバーみんな笑う。普通にカッコいいと思ってるのにな。確かに尖ってはいるけど。その感じがマダミヌセカイノゾンダミライのカタカナに出てる気がする。ラップもシャウトする感じもめっちゃギラついてる。歌っているところは一番想像しやすいかも。少クラでパフォーマンスしてそうとか思ってごめんなさい←

そして27がとても綺麗だった。星空っていうか、もはや宇宙。歌詞もメロディーも良いし、サックスの音色が若干メローな雰囲気で好き。
「弱虫な感情よ 忘却の彼方へ」
「小さな幸せも 春の風と共に」
「だからいくよ 愛が鳴る方へ」
詩的な響きをもつ言葉が多くて、さなぴー“お見本”とか言っちゃうことあるけど、語彙力が高いですよね。「暗闇は怖い」って言うところも、寂しがり屋に「きっと」がついてるところも好きです。

バンドの時にドラムを中心にぎゅっとなってる彼らも、横一列で歌ってる彼らも、向かい合って歌っている彼らも、全部様になるというか。ちょっと群像劇を見ているような気持ちになります。

最後のGIRLは、メルヘンチックで可愛い。アンティークな雰囲気の衣装も素敵ですね。全体的にGIRLをメインに作られているのかなって、ちょっと思いました。安井くんが手を伸ばしたその先にはたくさんの塗り絵。粋な演出に感動しました。自分の塗り絵は見つけられなかったんだけど、企画に参加できて嬉しかったです。久しぶりに塗り絵して、それがすごく楽しくてハマった。

それからCDに付いてた、長妻くんと一緒にした折り紙が本当に楽しかった。あのメッセージは…やっぱりロマンチックすぎる。

で、終わり方はすごくスマート。
一瞬で消えた。笑

気配斬りのコーナーは、モロも天才だって思った。勝負つかないとダラダラしちゃってテレビでやっててもつまんないことあるけど、オリジナルルールを加えることで間延びしなくなってるのが良い。あと長妻くんはものづくりの天才。笑

“エンターテイメントは、こんなにも自由でこんなにも楽しいものだと思っている”

安井くんのこの言葉が印象的でした。最近は特に不自由だと思うことがたくさんあって大変だけど、いろんな形でエンターテイメントを届けてくれる彼らにいつも助けられています。

今回のライブを申し込まなかった理由の一つは、最初から配信の告知があったからなんですが。ただ配信があるから諦められたんじゃない、行かないと決めることができたのはUNORDERがあったから。配信ライブも絶対楽しいって確信があったからです。

明日の配信ライブでやっと&Yが見られる。初めて聴いたときから好き。ちょっと中毒性があって繰り返し聴きたくなる。MVの世界観も良き。ビジュアルも独特で斬新、髪型とか奇抜すぎて誤魔化しきかないし。それでも成立していて、個性が際立ってる。顕嵐くんとか特に、ギタラクルが過ったもんな。いや、ビジュアルは全然違うよ?
いい意味で不気味だったから。なのに妖艶。無機質でアンニュイなダンスもカッコいい。ライブでのパフォーマンスが今から楽しみ!

最近テレビ見てて「いいな」って思った服がだいたいヨウジヤマモトだったりする。Ground Yの服のテイストがすごく好みだったみたいなので、遠出できるようになったら店舗にも行ってみたいなと思ってます。

アフタートークで話してたことも面白かったです。一度ちょっとだけ喧嘩したっていうか、空気が悪くなって とことん話したみたいなこと言ってて。でも揉めるってことは真剣だから、そうじゃないと良いものはできないって。グループってそうだよねって思いました。白熱してでも解り合って、一緒に良いものを作っていくものなんですね。

それからメイキングも楽しい。この人たちを見てるとドラマを観てるのかなって錯覚する。群像劇をリアルでやってるから。好きなドラマってずっと観てたいじゃない。続きがないのは分かってるのに、新しいものが観たいというか。7ORDERは終わりのないドラマみたい。

美勇人さんって大人っぽい雰囲気なのに、「やりたいんだからやらせてあげようよ」とか言われてて子供扱いされてるのが可愛いし。美勇人さんが注ぐと溢すからってプンプンしてるさなぴーに長妻くんが「拭くの真田くん」って言ってる気がする。てきぱき指示だしてる姿はカッコいいのに、雨男扱いされて「可哀想なオレ~」の安井くんが可愛かったり。ナチュラルに膝に座る萩ちゃんとか、髪を切ってもらったモロにみんなが「いいじゃん」って言ってたりとか、サックス練習してるとことか。映像を真剣に見つめる顕嵐くんの顔とか。まるごと美味しかったです←

好きな仕草とか歌い方がいっぱいあるのに、(オタクチックなのが私だけだから)身近な誰とも分かち合えてないのが寂しい今日この頃です。